「般若心経」の教え 其の二

ゆき☆

2010年01月14日 19:55

前の記事に、般若心経は「悟り」を開くための仏教の経典だと書きました。

「悟りを得る」というのは、こだわりを捨てた「本来の自分」に戻ること。


とてもわかりやすい本 「子どもにおくる般若心経」 より

私なりにまとめてみました。



この世に存在する万物は全て、変化する。

変化した結果亡び、無にかえる。

さらに変化した結果

そこから再び様々なものが生じてくる。




形ある全てのもの、私たちの命や自然・動物・植物・建物・・・

ひとつの例外なく、時間をかけて亡びて無にかえり

そして、時間をかけて 無から様々なものがうまれてくる。

それは誰にも止められないし、変えられません。


また、形のない私たちの感覚や心も変化を止められません。

20歳の人が「俺は若いぞ!」と威張っても

赤ちゃんからすれば、すでにお年寄り。。。

自分を美しいと思っていても、他の人は「醜」と感じる。。。

見方によって常に変化していて、「絶対的」なものはありません。


それを心に留めて、逆らわずにあるがままを受け入れる。

過去や未来に思い悩まず、こだわりを捨てて

悟りなさい。


「般若心経」は、そう説いています。



悟る為には、心の掃除が必要になってきます。

へばりついている「欲望」「執着」「自我」などを掃除するために

瞑想や座禅などの修行をし、本来そなわっている心の機能を発揮させる。

呼吸を整え、息をゆっくり吐けば不安や心配が消えていくそうです。



差別の心(欲望の世界)

私達は、いつの間にか「色眼鏡」をかけて物事を判断しています。 

貧富 善悪 上下 大小 長短 美醜 後先 勝敗 好悪

私たちがそれぞれ持っている「判断基準」

どれも不確かなものですね。


思い方次第

平穏な日々を「退屈」と感じるのか「安らかさ」を感じるのか。

考え方のスイッチを切り替える事ができると

とても楽に生きていけるのだと思います。


なるようになる

済んでしまった事にこだわり、先の心配ばかりをする・・・

肝心な現在、「今」をおろそかにしてはいけない。

これは、意識してみるとすぐわかると思いますが

私たちの心が、どれほど「過去」と「未来」にとらわれているか。

「今」にいることって、ムツカシイ。



自我を手放す

自我にしがみつかず、一度手放してみる。

流されまいと何かにしがみつかず、川の流れに身を任せてみる。

そうすれば、心豊かな世界がやってくる。

何もせずにボ~っと流される、という意味ではありません。

目の前にある、やるべき事をきっちりとこなし

あとは天におまかせ!

その積み重ねがあれば、良い方向に流れる! という事ですね。




私の中に入ってきた「般若心経」をとりまとめてみました。

「般若心経」的な、ヨガ的な生活を心がけたいと思います。

お付き合いいただき、ありがとうございました。


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