少し前、長男に一冊の本を贈りました。
贈るといっても、プレゼントではありません。
私からのメッセージ・・・
うちの長男くん、普段はとても優しくてひょうきんな一面もあり
お友達とも楽しそうに遊べているのですが
失敗や間違いに対して、不安がとても強く出てしまう
気まじめな性格。
保育園の年少さんの頃から、大きな行事の前になると
緊張からグズリがでたり、チックがでたり・・・
本番では不安で張り裂けそうな気持と、ちゃんとやらなきゃ!という
まじめな心が入り交じって、泣きながらもしっかりおゆうぎをしたり
かけっこをがんばったりという感じでした。
11歳になった彼ですが、やはりいざという時の緊張感は
相変わらず。。。
大人にとって、どうでもいい事やしょうもないと感じる事でも
本人にとっては、天地がひっくり返るほど重要なできごとで・・・
彼の場合、まじめすぎてそんな場面が多くあるわけです。
生きた心地がしないほど、心配だった出来事・・・
でも、過ぎてしまえば、意外と簡単に終わっていた。
日常のささいな事から、大きな出来事もふくめて
「大丈夫」の経験を積んでいくことが大切なんだと思っています。
もちろん、まじめが悪いわけではありません。
でも、力をぬくすべを覚えていかなければ
いつか必ず何かが壊れてしまいます。
彼ほどではありませんが、私も小さい頃に不安の強い時期がありました。
それを克服してくれるのは、やっぱり 「経験」 かなぁ。
今となっては、怖いもの知らずのおばちゃんです(笑)
「大丈夫」 という言葉を、もう数えきれないほど
息子に伝えてきました。 ・・・がっ、
「お母さんは簡単にそんなこと言うけどさぁ。」
と、彼の不安はすぐには解消されません。
「大丈夫」の基準がみんな違うから、あたり前ですねよ。
生きていると、いろんな事があります。
でも、「大丈夫」
なんの根拠もなく言っているわけではありません。
とにかく 「大丈夫」 なんです。
私の伝えたかった 「大丈夫」 が、この本にありました。
そして、この本を息子に贈りました。
「この本をいつでも手にとれる場所においてね。 大人になってもね。
意味がわからなくても、不安な時はこの本を読んでね。」 と。
あとは、彼を信じるだけです!